使い方
これは、あなたがスワップ収入を得ることを目的にFXを始めるにあたって、毎月どれぐらいの収入が得られるか、万一強制決済された場合にはどれぐらい損するかなど、想定される結果をあらかじめ計算して把握するための模擬実験アプリです。または、あなたがすでにスワップ収入を得ている場合には、現在のレバレッジが妥当か、あなたの保有する通貨がいくらになったら強制決済されるか等の情報を計算して、現在の運用方針を見直すための模擬実験アプリです。
このアプリは5つの入力欄と、その入力値に応じた計算結果を表示する8つの表示欄で構成されています。
各入力欄に数を入力すると、対応する複数の表示欄に、即座に計算結果を表示します。
次に各入力欄に入力すべき値と、計算結果表示の見方を説明します。

証拠金

あなたがFX会社に差し入れようとしている証拠金の額を入力してください。例えば100万円の証拠金を差し入れる場合には、1000000と入力します。または、すでに証拠金を差し入れている場合には、現在差し入れている証拠金の額を入力してください。証拠金の額が大きいほど、より多くの外貨を購入することができ、より多くのスワップ収入を得ることができます。また外貨の購入数が同じ場合には、証拠金の額が大きいほどレバレッジが下がり強制決済の危険性を下げることができます。ただし、万一強制決済が発生した場合には、差し入れていた証拠金はほぼすべて没収されてしまうので、証拠金には余裕資金を充てるようにしてください。

数

あなたが買おうとしている外貨の数を入力してください。たいていのFX会社では1万通貨単位(1万ドルとか1万ユーロとか)で売買するようになっており、スワップポイントも1万通貨ごとにいくらと定められています。例えば14Lot(14万通貨)を購入する場合には、140000と入力します。または、あなたがすでに建玉を保有している場合には、その保有している建玉の数を入力してください。保有する建玉が多いほど、より多くのスワップ収入が得られますが、その分レバレッジも上がるので、強制決済の危険性も、より高まります。

単価

あなたが買おうとしている外貨の1通貨あたりの値段を入力してください(例えば南アフリカランドなら1ランド7.2円など)。ただし値段は常に値動きしているので、ここではあなたが買おうとしている値段または、現在のだいたいの値段を入力してください。当然のことながら安い値段で買ったほうが、その分いっぱい買えるので、より多くのスワップ収入が得られます。

運用額、レバレッジ

運用額とは「数」と「単価」から計算した購入金額の合計です。FXでは、あなたが差し入れた証拠金よりも多くの金額の購入が可能です。レバレッジは証拠金の何倍の額を購入したかを表示していて、それが1倍を超えると強制決済の可能性が発生します。つまりレバレッジは低ければ低いほど安全です。

スワップ

利用するFX会社が定めている1万通貨ごとのスワップポイントの額を入力します。もし利用するFX会社が1万通貨ごと以外のスワップポイントしか定めていない場合には、その1万通貨あたりの金額を計算して入力してください。例えば10万通貨で110円のスワップポイントが付く場合には、11と入力してください。1万通貨保有するごとに、そのスワップポイント分の収入が毎日入ってきます。例えばスワップポイントが11円の通貨を3万通貨保有した場合には毎日33円の収入が得られます。スワップポイントは通貨によって異なり、特に売った通貨を発行する国(つまり日本)より金利の低い国の通貨を買った場合にはマイナスになります。また同じ通貨でもFX会社によって差があります。また同じFX会社でも、日によってスワップポイントが上がったり下がったりします。

利回り

証拠金に対するスワップ収入の利回りを計算して表示します。FX以外の他の金融商品と比較するのに役立ちます。

スワップ収入

スワップポイントとその通貨の保有数から、毎日のスワップ収入の額を計算して表示します。また、その通貨を1か月保有した場合のスワップ収入合計と、1年保有した場合のスワップ収入合計も計算して表示します。スワップ収入は、あなたがその通貨を保有している間、ずっと得られます。

維持率

利用する証券会社が提示している最低証拠金維持率を入力してください。最低証拠金維持率とは、建玉を保有し続けるために最低限維持しなければならない証拠金と含み損の率です。差し入れた証拠金の額を2500%として、その証拠金の額から含み損の額を差し引いた額が、常に最低証拠金維持率を上回るように運用しなければいけません。例えば、差し入れた証拠金が100万円、最低証拠金維持率が50%の場合には、含み損が常に98万円未満になるようにしなければいけません。さもなくば、あなたの建玉は全て強制決済され、98万円の損害が確定し、預けていた100万円は2万円になってしまいます。

強制決済点

「証拠金」「数」「単価」「維持率」に入力した条件で運用した場合に、あなたが保有する建玉がいくらまで値下がりした場合に強制決済されるかを計算して表示します。

決済後

あなたが保有する建玉が「強制決済点」に表示された値段まで値下がりして、強制決済された場合に、手元に残る金額を計算して表示します。